暑い夏       17年7月9日

 

 コラムのページも一年以上更新をしていなかったんですね。僕の中では書きたい事はたくさんあったのですがまとめる能力がどうも不足していたようです。今年も暑い夏がやって来て僕は永年やっている”おすましでSHOW”の準備に入っています。しかしと言うか、今年は小田和正さんのツアーもあって”おすましでSHOW”の本番ではステージに立てないのは本当に残念です。しかしながら小田さんと夏の野外で一緒に演奏できるのもとても大きな喜びなんです。本当の事を言うと僕は今年の初めに小田さんと”おすましでSHOW”のスケジュールが重なるって分かった時にすぐに「何とか両方やらせて〜!」と無理なお願いをしにスタッフの方々の所に出かけたのです。何と往生際の悪い事でしょうか!でも僕の中でそれが当然の事だったのです。そして”おすましでSHOW”では音楽監督として使っていただける事になりました。たくさんの方々に迷惑をかけるかもしれない、、、でもそれ以上の情熱を持って僕はこの夏に挑もうと思っています。そして今日は”おすましでSHOW”のタップの打ち合わせに行って来ました。一年間のブランクを感じさせない熱気でした。皆さんにチョットだけその雰囲気をお伝えしたくてこんな写真を撮って来ました。

皆さんとまたあつ〜ぃ一夏の思い出を作れる事を楽しみにしています。僕もできる限り客席から応援するつもりです。そして小田さん念願の夏の野外イベントもただではすまさないですからねぇ〜!

 

 

 

 

 

情熱に優るものはない。      2004年6月10日(木)

我が母校、武蔵が丘高校のブラスバンド部のOB<MOBB>に依る演奏会にはたくさんのお客さまに来ていただいてありがとうございます。


パンフレットに載せる「自分を食べ物に例えたら?」という質問に「納豆。クラリなっと〜・・・」と書いて、またしても司会者の格好の餌食となってしまいました。
そうなんです、僕はこのバンドでは高校時代に戻って「クラリネットセクション」に居るのです。
今秋、三十周年を迎える<MOBB>に僕が参加し始めたのはおよそ十年前。
最初の年はサックスで参加しましたが、打ち上げの席でクラリネットの女性陣から「そのやまさ〜ん、来年はクラリネットで参加しませんか〜〜 ?」と声をかけられ、思わず「ぁ、ハイ」と言ってしまったのです。
ブラスバンドのクラリネットはオーケストラのバイオリンにあたります。
だから細かいフレーズの連続!なんて事がよくあります。
現役時代はあまり難しい曲もやらなかった(出来なかった)からそれほどでもなかったのですが、今はクラシックもポピュラーも難曲の連続!譜面は真っ黒で、渡されただけで頭がクラクラしてしまいます。
それを周りの<シロ〜トの人たち>がいともやすやすと吹くのを見て正直「やっべ〜」って思い、「ずっとサックスばかりやっていて、まだクラリネットに手がなじまないんです」と心の中でいい訳しつつ、「こりゃ〜相当練習しないと、ついて行けないぞ・・・」と思ったものです。


高校を卒業してから長い人は三十年間、たくさんの先輩や後輩の人たちが毎月二回の練習をしてこのバンドを支えています。
すごい事だなぁ〜、みんな仕事をしたり子育てをしながら。
来年ももう演奏会の日程は決まっているようです。
中々練習に出られない僕に譜面をコピーして届けてくれる人もいます。
僕はとてつもなく大切な人たちに囲まれているようです。
僕もいつか人にそんな事をしてあげられる人間になりたい・・・そう思っているのです。

先輩!これ飲んでがんばりましょう。

 

 

 

ありがとう              2003年11月12日(水)

 


11月11日の「金銀のサカナ達」の発売記念ライブには皆さんかけつけて下さってありがとうございました。立ち見の方もいて僕は「すいませ〜ん。本当にありがと〜!」って心の中で叫びながら演奏していました。
一夜明けて何気なくNHKの朝の連ドラ「てるてる家族」を見ていたら昨日やった「可愛い花」を次女・夏子が歌い出してビックリ。そう、この歌は昔ザ・ピーナッツも歌っていた事がありました。
昨日のライブではお話をしようと思っていた事の十分の一もしゃべる事ができませんでしたが、ここでちょっといくつかご披露しましょう。


それは松田君のベースの話・・・M.金銀のサカナたちの録音で使ったベースは昨日も使っていたギターをもっとずんぐりさせたようなセミアコースティックのベース。この曲を作った時に、多分ベースの音色がとても大事なポイントになると思っていたのですが、実際録音をしてみるとまさにその通りでした。こだわりの彼は昨日も録音の時の音に近い感じを出そうと苦労してセッティングをしてくれたのですが、何しろ狭いステージの上ではお互いの音が干渉しあってうまく行きません。仕方なくラインと言って、内臓のマイクで拾った音だけをスピーカーから出すようにして切り抜けましたが、ちょっと残念そうな彼の顔が忘れられません。(でも、ほとんど分からないぐらい近いんですけどね・・・そこがミュージシャンマインドなんです。)
同じく「金銀・・」では、前のスピーカーから録音で使ったトラックの一部を流しながら演奏をしました。こう言う場合ドラムの人はヘッドフォーンをかぶって、その音といっしょに「クリック」と言うガイドのメトロノーム音を聞きながら演奏しますが、昨日はそのクリックの一部に不具合があって(ゴメン、これも僕が作りました。(^_^;))後藤さんはまるで電車の線路の継ぎ目のような音を聞きながらの演奏となってしまったのです。リハーサルの時、一時はトラックを流すのをやめようと言う話にもなりましたが後藤さんは僕に気づかって「大丈夫、なんとかやるよ!」と言って最後までニコニコしながらやってくれていたのです。


このアルバムの作業の最後に、ニューヨーク(正確にはニュージャジーですが)までマスタリングに行ってきました。そのセッティングがまた大変だったのです。まず僕がNYへ行ける日程が現地で2日半しかない(前後会わせて5日)。インターネットで問い合わせをしたスタジオから立ち会いでのマスタリングができないとの返答で、時間は2週間を切っていました。その時たまたま友人が「自分の知り合いでニューヨークで活躍しているギタリストが、今度日本でライブをやるけれど、彼なら紹介できるかもしれないよ」と言ってくれたのでした。その人が吉田次郎さんです。吉田さんは東京でのライブの後すぐに関西に行くにもかかわらず、翌日にはニューヨークに連絡をして数日後にはスタジオとエンジニアを紹介して下さったのです。それが今回のKnoop(クヌープ)StudioとIain Fraser(イアンフレーザー)さんです。ニューヨークでは稲Pの友人の「おおくまん君」が僕をスタジオまで連れて行ってくれる事になっていたのでとても安心していられました。作業は日本でもお馴染みのPRO-TOOLSを使って行われましたが、イアンさんは音が出てしばらくすると"Nice Mix!"と言ってくれたのです。思わず日本に居るエンジニアの宮本和彦さんの顔が浮かんでニッコリしてしまいました。その後もイアンさんはMed.Blue"TEE"の日高さんのソロをほめたり、自分はこの曲(光と影)が好きだと言ってくれたりしてとてもスムースに作業は進みました。約3時間の作業はアットいう間でしたがとても内容の濃いものでした。マスタリングを終えた僕は翌日、小堺一機さんと合流してビリージョエルを題材にした"Moovin' Out"と言うミュージカルを見て楽しい一日を過ごしました。そし3泊5日の旅を終えて帰国したのですが、この日がまた高校時代の同級生、宮沢君の作品発表の日でもあったのでスーツケースをゴロゴロと引っ張りながら錦糸町のホールへと向かいました。日本に帰って来ていきなり現代音楽です。この急激な変化が僕大好きです。宮沢君の作品はとても面白かったです。これはお世辞じゃなくて、とてもポップなんです。皆さん、時々こういったクラシックのコンサートにも足を運びましょう!生の楽器の音を聞くのにはやはり一番適していると思いますよ。そんな耳を持ってまた僕の音楽を聴いてもらえたらさらに感動も深まるコト京都!    とオチもついたところで今日はこの辺で・・・テケテンテンテンテン・・・・

「造語」2003.7.5

いやはや、新しいホームページのコラムの第一回目のタイトルが造語とは大丈夫だろうか、と本人さえ思ってしまうのだが、ここは一つこれで行ってみようと思う。今回こうして自分のアルバムを作って世に出してみようと思ってこの所ずっと専念をしていたのだが最後の段階に来てジャケットのデザインのために資料を出さなくてはならなくなった。


様々な情報が必要なわけだが、その中に曲名と言うのがある。僕の場合だいたい自分で作った曲に曲名をつけると言う事がおよそ苦手でいつもそれでさんざん悩むのである。


ライブの時も「これは今までで10番目に作った曲だから『10番』ってことにしておいて下さい」と言ってそれがそのまま『#10』ってなった曲もある。今回その資料を作っていてチョット思い出した事があった。


M7「Stuckin'」という曲名の事ですが、当時曲名に困った僕が何気なく見ていたテレビでパリ〜ダカールかなんか車のレースをやっていて、その インタビューでレーサーが「いやぁ〜、車がスタックしちゃって〜」という様な事を言っていたのです。「スタック」って何だろうと辞書を引いたらばなんだかいろいろ書いてあって、要するになんか困った事が起きた事を言うようだなぁと思ったわけです。そこでフッとどこかで聞いた曲でStuck on youってあったのを思い出して、それって「君を好きになっちゃって困ったなぁ〜」って事・・・?って僕は気が付いたわけですよ。


なんだか嬉しくなってそうだこれを曲名にしようって考えて、でもstuck on youじゃそのまんまだからそれが続いてるって言う事にしてStuckin'っていう言葉を作っちゃったのでした。
「スタッキン」ってなんだか軽快でいい感じでしょ?

CDのStuckin'も松田君のベースをフューチャーして軽快に始まって、最後は狂おしくサックスが叫びながら終わって行くんですよ。

僕は時々そう言う造語や勝手なキャッチフレーズや標語、中には「昔からの言い伝え」まで作ってしまう事があるのですが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。

と言うわけで第一回目のコラムはここまでですが、これからみんなに新譜を聴いてもらおうっていうのに、初めからいきなりこんな舞台裏みたいな話をして大丈夫なんでしょうかね?